どんぐり備忘録

アラサーOLのブログ 映画、暮らし、日々の記録

アラサーになり、実家の家族に思うこと

こんにちは。どんぐりです。

 

考え方が変わったことがあったので書き留めておく。

 

実家を出て、ひとり暮らしすることに決めました。来週内見に行きます。

 

実家は、職場から離れているけど通える距離で、

実家から通い続けていたのは、主にお金の為でした。

私の家は裕福ではなくて、毎月生活費以上のお金を仕送りの意味で家にいれてきましたが、私も安月給だし、ひとり暮らしすることでその費用を捻出できるか不安だった。

 

でも、もういいや、と吹っ切れました。

 

毒親と言い切るには、いいところのありすぎる父親と祖母との暮らしは、

楽しさもあるけど苦しいこともほぼ毎日ありました。

 

父親は、身体が弱いにも関わらず、

親戚からお金を借りて、私を大学まで出してくれました。

両親と離れて育った私には、

本当の意味で一緒に暮らせるようになったのは私が成人してからで、

当初は嬉しくていっぱい甘えた。

ファザコンだと周りからは思われていたみたい。

 

でも無神経なところや、お金に関していろいろ言われることが、

最近になって耐えられなくなってしまいました。

私が気にしている容姿のことを親戚の前で馬鹿にしてくるところや、

私が好きでやっている仕事について見下した言葉を言ってくること、

それをやめてほしいと伝えるとしらばっくれるところ。

お金に苦労してきたからこそ、私を心配して伝えたいんだと思うけど、

もううんざりでした。

 

祖母は、不在だった両親の代わりに、私と姉を幼少期から育ててくれました。

ものすごく厳しくて怖かったけど、でも、本人だって、好きで引き取ったわけではなかったと思う。

やっと子から手が離れて悠々自適に暮らせるところに飛び込んできたお荷物を、

嫌な顔せずに育ててくれた。そういう恩がありました。

でも、年をとり、ずいぶんキレやすくなり、毎日のように罵声を浴びせられるようになった。亡き祖父のいない寂しさや、姉妹のように仲良かった親友が身体を壊して、

辛いこたくさんあったと思う。

また、高齢により前頭葉で怒りのコントロールができないとも聞きました。

それでも、姉やいとこ達と比較され私を糾弾してくること、

「本当に何もできない子だ」と卑下されること。

辛かった。基本的には小さいころから可愛がってくれた人だから、心の中では思ってもいないことだ、とわかっていても、それが毎日積み重なると辛かった。

私が実家にいつづけたのは、金銭的な事情の他には、

祖母がぼけないよう話し相手となること、

家事分担をして祖母ひとりに負担がいかないようにすること、があった。

 

それでももういいや、と思った。

別にやけになっているわけでも、暗くなったわけでもなく、

もういいや、と静かに思いました。

 

ちょっと話がそれるけど、最近友達だった人数名を「断捨離」しました。

彼ら、彼女らは、好きな部分もあったし、大切な思い出を共有した人たちでもあったんだけど、

私のことを軽んじたり、遊びではなく、本当に触れてほしくない部分をいじってくるところがあったりしました。

往々にして、婚約者に振られたり、株で大失敗したり、

辛い出来事があって、私に攻撃というか、八つ当たりしているみたいだった。

 

すごく、わかる。私も、辛いことがあると、周りにやさしくなれない。

 

だけど、そんなことをされても、乗り越えてでも、友達でいたい人たちだろうか、

と自問したときに、私を傷付けるような人は、切っちゃってもいいんだ、と思ったんですよね。すごくシンプルです。

SNSをリムーブして、遊びの誘いを断って、彼らがいる集まりには参加しない。

そして、数年経って、きっと共通の友人の結婚式とかで再会したりして、

また友達になれそう、と思ったら、再度付き合いなおせばいいんだ、と思った。

本当に仲のいい友人は別にいるんだし。いつでも波長の合う友人もいれば、

たまたま一定期間だけものすごく深い付き合いをする友人だっている。

距離を置いて上手くいくのは恋人同士だけじゃないんだ、って思った。

断捨離って言ってしまうと言葉が鋭いけど。別にこれは悲しいことではない。ちょっとだけ寂しくはあるけど。

 

そんな感じで、ここ最近の悩み事やストレスって、実家起因のものが多すぎるということに気づきました。

そこまで無理をして、家族に恩返しをしたいのだろうか、って思ったときに、

お金は、きっと今までより額はずいぶん減るけど仕送り分を別に稼げばいいし、

お世話になった祖母には電話したり年に数回帰ったりしてフォローして、

できる範囲で、私が傷つかない範囲で実家と付き合えばいいんだとようやく気付いた。

 

家族のことを本当に嫌いになりたくないから離れるというのもありなんだということを。

 

問題のない家庭なんてないと思うし、欠点のない人間だっていないし、

至って普通の家庭だと私は思っている。