どんぐり備忘録

アラサーOLのブログ 映画、暮らし、日々の記録

福岡市で埋没二重をお考えの方へ。

顔を整形することに決めました!

 

悩んでもんもんとしていた日々は鬱になりそうだったけど、

やるぞ!と決めたら気持ちが晴れやかになりました。

トリビューやインスタで症例や経過がたくさん見れていいですね。

 

切開はまだ怖いので、2回目の埋没法を受けることにします。

今回がとれてしまったら、切開を真剣に考えよう。

 

地方に住んでいますが、一番近い福岡市で行うことに決めました。

あまり出たくないので1日で一気にカウンセリングに行きました。

 

<私の現状>

重たい一重。

アイプチ愛用者。ナイトアイボーテなども試しました。

8年前に埋没3点止め、だんだんとれてきて、現状一重。

幅狭の末広を希望。

 

以下、感想。

 

●品川美容外科

見積:¥121,440円(税抜き)ナチュラル法3点止め、笑気ガス麻酔

 

待合室は午前中に行きましたがすごく混雑していました。

受付で「埋没のカウンセリングですか?」と結構大きな声で聞かれたので

私は少し気になりました…。まあ美容整形外科に来ていて何を?って感じなのですが。

周りはサングラスや帽子、マスクで覆ってる人も多いし、いちいち他人なんて気にしないだろうけど。

書類に「診察券発行代500円」と書かれていたので、無料カウンセリングのつもりで来たので、これ払わなきゃですか?と聞いたら、いただいておりませんとのこと。

無料で作成いただけました。

 

ドクターは少し冷たい印象でした。

数年前にこちらで埋没していたので、抜糸するとしたらどうですか?と聞くと、

当院なので抜糸自体は無償でできるが、抜糸するメリットがないとのこと。

多分ご多忙で、早く終わらせたいような感じでした。

看護師さんが優しくて親身になってくれたのが救いでした。

 

●湘南美容外科

見積:195,100(税込み) フォーエバー二重

待合室はこちらもすごく混雑していて、口コミで読んで知ってはいましたが、

予約時間+40分後くらいに案内されました。

院長にカウンセリングいただき、温和かつはきはきした印象でした。

一度埋没で取れている人には、クイックコスメティークダブルかフォーエバーのみおすすめしているとのこと。

院長先生が、「あなたの目は、こうしたら黒目がいい感じに見えるね」

と言って、一発目にスティックで押してくれた目が、すごく好みでした。

自分の美意識というか、こうなりたい像を、何も言わずに当ててくれた

院長先生に一気に信頼感が増しました。

クイックコスメティークダブルは予算的に×だし、多少腫れても長持ちした方がいいので

フォーエバーを希望したのですが、

福岡院では院長しかクイックコスメティーク法ができないので、院長指名だとフォーエバーの施術はなかなかできない、とおっしゃっていました。

福岡院の他のドクターは、勤務歴が浅い方が多く、完全に偏見というか自分への保険なのですが、

歴が長く、症例の多い先生の方がいいなと思っていたので、どの施術法であれ院長先生を希望しました。

後程カウンセラーの方とスケジュールを相談し、週末は忙しいので厳しいが

10月の月~水くらいなら

比較的すいているので、院長先生にフォーエバーの施術をやっていただけますと言われました。

あとはシンエックなどのオプションが多く、ちょっと調べて考えようと思いました。

 

金額は、上記見積もりの中より12,000円を予約金として先払いし、

キャンセル期限は手術予約日の2週間前。

2週間より後にキャンセルとなると、予約金が返金されない、とのことでした。

 

城本クリニック

見積:何種類もいただきましたが、一番いいなと思ったのは

   132,000 (税込み)埋没4点止め 一年保証

 

待合室はすいており、かつ、パーテーションで半個室のように区切ってプライバシーが確保されていました。白くて清潔な印象です。

 

院長は若くて、丁寧に説明してくれました。

4院比較して、最終的に線で留める形にしたいと思ったので、

点止めのみの施術のこちらは除外しました。

6点留めや、韓国式二重などもやっていらっしゃるそうです。

 

こちらは、病院直接か銀行振り込みで全額前払い制。遅くとも手術予約日1週間前に振り込み必須。

キャンセルという概念がないため、振り込み以降のキャンセルは全額返金しませんとのことでした。

 

●飯尾形成外科クリニック

見積:110,000(税抜き) 1年保証、二重埋没

 

待合室はすいていてベージュで明るい印象でした。

 

ここでいいなーと思ったのは2点あって、

1点目は実直なブログを院長が書いていること。

外注している可能性もまあありますが、なんだか真面目で堅実な印象。

2点目は、埋没なら点止めも線止めも値段が統一されていること。

自由診療だから、当たり前なのですが、

それでも、施術方法によって値段が違ったりオプションでいい糸にしたり、

それってやっぱり、患者の懐を見ていますよね。

患者目線なドクターだなあと思いました。

 

カウンセリングは4院中一番長く丁寧でした。

口コミで、仕事は確実だが冷たいとか読んでたけど、私はそうは思わなかったな。

驚いたのが、私は左右で蒙古ひだの形が全く違うので、

左は末広、右は平行になりやすい形だねと言われたことでした。

両目末広をどうしてもというなら、わざわざ蒙古ひだを右に作ってもいいけど、

みんなとりたがるのに、そこまでやらんでもーと思うけどね、と。

 

左右差があるのは人間だし気にならないので私もそこまでは希望しませんでした。

あと、私は人より視界が狭く、そのため目を見開こうとしておでこの筋肉を

無意識に使いすぎて凝り固まってると言われました。将来的に早いうちから皺が出るよと。恐ろしい…。使ってる意識全くなかった。

聞きたいことない?と何度も聞いてくれました。

 

キャンセルは3日前から発生だった気がする、

当日100%2日前50%とかで…メモした紙を紛失してしまいました;;

 

もうちょっと迷います!

丁寧に話をしてくれたドクターがたに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡市で埋没二重をお考えの方へ。

顔を整形することに決めました!

 

悩んでもんもんとしていた日々は鬱になりそうだったけど、

やるぞ!と決めたら気持ちが晴れやかになりました。

トリビューやインスタで症例や経過がたくさん見れていいですね。

 

切開はまだ怖いので、2回目の埋没法を受けることにします。

今回がとれてしまったら、切開を真剣に考えよう。

 

地方に住んでいますが、一番近い福岡市で行うことに決めました。

あまり出たくないので1日で一気にカウンセリングに行きました。

 

<私の現状>

重たい一重。

アイプチ愛用者。ナイトアイボーテなども試しました。

8年前に埋没3点止め、だんだんとれてきて、現状一重。

幅狭の末広を希望。

 

以下、感想。

 

●品川美容外科

見積:¥121,440円(税抜き)ナチュラル法3点止め、笑気ガス麻酔

 

待合室は午前中に行きましたがすごく混雑していました。

受付で「埋没のカウンセリングですか?」と結構大きな声で聞かれたので

私は少し気になりました…。まあ美容整形外科に来ていて何を?って感じなのですが。

周りはサングラスや帽子、マスクで覆ってる人も多いし、いちいち他人なんて気にしないだろうけど。

書類に「診察券発行代500円」と書かれていたので、無料カウンセリングのつもりで来たので、これ払わなきゃですか?と聞いたら、いただいておりませんとのこと。

無料で作成いただけました。

 

ドクターは少し冷たい印象でした。

数年前にこちらで埋没していたので、抜糸するとしたらどうですか?と聞くと、

当院なので抜糸自体は無償でできるが、抜糸するメリットがないとのこと。

多分ご多忙で、早く終わらせたいような感じでした。

看護師さんが優しくて親身になってくれたのが救いでした。

 

●湘南美容外科

見積:195,100(税込み) フォーエバー二重

待合室はこちらもすごく混雑していて、口コミで読んで知ってはいましたが、

予約時間+40分後くらいに案内されました。

院長にカウンセリングいただき、温和かつはきはきした印象でした。

一度埋没で取れている人には、クイックコスメティークダブルかフォーエバーのみおすすめしているとのこと。

院長先生が、「あなたの目は、こうしたら黒目がいい感じに見えるね」

と言って、一発目にスティックで押してくれた目が、すごく好みでした。

自分の美意識というか、こうなりたい像を、何も言わずに当ててくれた

院長先生に一気に信頼感が増しました。

クイックコスメティークダブルは予算的に×だし、多少腫れても長持ちした方がいいので

フォーエバーを希望したのですが、

福岡院では院長しかクイックコスメティーク法ができないので、院長指名だとフォーエバーの施術はなかなかできない、とおっしゃっていました。

福岡院の他のドクターは、勤務歴が浅い方が多く、完全に偏見というか自分への保険なのですが、

歴が長く、症例の多い先生の方がいいなと思っていたので、どの施術法であれ院長先生を希望しました。

後程カウンセラーの方とスケジュールを相談し、週末は忙しいので厳しいが

10月の月~水くらいなら

比較的すいているので、院長先生にフォーエバーの施術をやっていただけますと言われました。

あとはシンエックなどのオプションが多く、ちょっと調べて考えようと思いました。

 

金額は、上記見積もりの中より12,000円を予約金として先払いし、

キャンセル期限は手術予約日の2週間前。

2週間より後にキャンセルとなると、予約金が返金されない、とのことでした。

 

城本クリニック

見積:何種類もいただきましたが、一番いいなと思ったのは

   132,000 (税込み)埋没4点止め 一年保証

 

待合室はすいており、かつ、パーテーションで半個室のように区切ってプライバシーが確保されていました。白くて清潔な印象です。

 

院長は若くて、丁寧に説明してくれました。

4院比較して、最終的に線で留める形にしたいと思ったので、

点止めのみの施術のこちらは除外しました。

6点留めや、韓国式二重などもやっていらっしゃるそうです。

 

こちらは、病院直接か銀行振り込みで全額前払い制。遅くとも手術予約日1週間前に振り込み必須。

キャンセルという概念がないため、振り込み以降のキャンセルは全額返金しませんとのことでした。

 

●飯尾形成外科クリニック

見積:110,000(税抜き) 1年保証、二重埋没

 

待合室はすいていてベージュで明るい印象でした。

 

ここでいいなーと思ったのは2点あって、

1点目は実直なブログを院長が書いていること。

外注している可能性もまあありますが、なんだか真面目で堅実な印象。

2点目は、埋没なら点止めも線止めも値段が統一されていること。

自由診療だから、当たり前なのですが、

それでも、施術方法によって値段が違ったりオプションでいい糸にしたり、

それってやっぱり、患者の懐を見ていますよね。

患者目線なドクターだなあと思いました。

 

カウンセリングは4院中一番長く丁寧でした。

口コミで、仕事は確実だが冷たいとか読んでたけど、私はそうは思わなかったな。

驚いたのが、私は左右で蒙古ひだの形が全く違うので、

左は末広、右は平行になりやすい形だねと言われたことでした。

両目末広をどうしてもというなら、わざわざ蒙古ひだを右に作ってもいいけど、

みんなとりたがるのに、そこまでやらんでもーと思うけどね、と。

あと、私は人より視界が狭く、そのため目を見開こうとしておでこの筋肉を

無意識に使いすぎて凝り固まってると言われました。将来的に早いうちから皺が出るよと。恐ろしい…。使ってる意識全くなかった。

左右差があるのは人間だし気にならないので私もそこまでは希望しませんでした。

聞きたいことない?と何度も聞いてくれました。

 

キャンセルは3日前から発生だった気がする、

当日100%2日前50%とかで…メモした紙を紛失してしまいました;;

 

もうちょっと迷います!

丁寧に話をしてくれたドクターがたに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

アラサーになり、実家の家族に思うこと

こんにちは。どんぐりです。

 

考え方が変わったことがあったので書き留めておく。

 

実家を出て、ひとり暮らしすることに決めました。来週内見に行きます。

 

実家は、職場から離れているけど通える距離で、

実家から通い続けていたのは、主にお金の為でした。

私の家は裕福ではなくて、毎月生活費以上のお金を仕送りの意味で家にいれてきましたが、私も安月給だし、ひとり暮らしすることでその費用を捻出できるか不安だった。

 

でも、もういいや、と吹っ切れました。

 

毒親と言い切るには、いいところのありすぎる父親と祖母との暮らしは、

楽しさもあるけど苦しいこともほぼ毎日ありました。

 

父親は、身体が弱いにも関わらず、

親戚からお金を借りて、私を大学まで出してくれました。

両親と離れて育った私には、

本当の意味で一緒に暮らせるようになったのは私が成人してからで、

当初は嬉しくていっぱい甘えた。

ファザコンだと周りからは思われていたみたい。

 

でも無神経なところや、お金に関していろいろ言われることが、

最近になって耐えられなくなってしまいました。

私が気にしている容姿のことを親戚の前で馬鹿にしてくるところや、

私が好きでやっている仕事について見下した言葉を言ってくること、

それをやめてほしいと伝えるとしらばっくれるところ。

お金に苦労してきたからこそ、私を心配して伝えたいんだと思うけど、

もううんざりでした。

 

祖母は、不在だった両親の代わりに、私と姉を幼少期から育ててくれました。

ものすごく厳しくて怖かったけど、でも、本人だって、好きで引き取ったわけではなかったと思う。

やっと子から手が離れて悠々自適に暮らせるところに飛び込んできたお荷物を、

嫌な顔せずに育ててくれた。そういう恩がありました。

でも、年をとり、ずいぶんキレやすくなり、毎日のように罵声を浴びせられるようになった。亡き祖父のいない寂しさや、姉妹のように仲良かった親友が身体を壊して、

辛いこたくさんあったと思う。

また、高齢により前頭葉で怒りのコントロールができないとも聞きました。

それでも、姉やいとこ達と比較され私を糾弾してくること、

「本当に何もできない子だ」と卑下されること。

辛かった。基本的には小さいころから可愛がってくれた人だから、心の中では思ってもいないことだ、とわかっていても、それが毎日積み重なると辛かった。

私が実家にいつづけたのは、金銭的な事情の他には、

祖母がぼけないよう話し相手となること、

家事分担をして祖母ひとりに負担がいかないようにすること、があった。

 

それでももういいや、と思った。

別にやけになっているわけでも、暗くなったわけでもなく、

もういいや、と静かに思いました。

 

ちょっと話がそれるけど、最近友達だった人数名を「断捨離」しました。

彼ら、彼女らは、好きな部分もあったし、大切な思い出を共有した人たちでもあったんだけど、

私のことを軽んじたり、遊びではなく、本当に触れてほしくない部分をいじってくるところがあったりしました。

往々にして、婚約者に振られたり、株で大失敗したり、

辛い出来事があって、私に攻撃というか、八つ当たりしているみたいだった。

 

すごく、わかる。私も、辛いことがあると、周りにやさしくなれない。

 

だけど、そんなことをされても、乗り越えてでも、友達でいたい人たちだろうか、

と自問したときに、私を傷付けるような人は、切っちゃってもいいんだ、と思ったんですよね。すごくシンプルです。

SNSをリムーブして、遊びの誘いを断って、彼らがいる集まりには参加しない。

そして、数年経って、きっと共通の友人の結婚式とかで再会したりして、

また友達になれそう、と思ったら、再度付き合いなおせばいいんだ、と思った。

本当に仲のいい友人は別にいるんだし。いつでも波長の合う友人もいれば、

たまたま一定期間だけものすごく深い付き合いをする友人だっている。

距離を置いて上手くいくのは恋人同士だけじゃないんだ、って思った。

断捨離って言ってしまうと言葉が鋭いけど。別にこれは悲しいことではない。ちょっとだけ寂しくはあるけど。

 

そんな感じで、ここ最近の悩み事やストレスって、実家起因のものが多すぎるということに気づきました。

そこまで無理をして、家族に恩返しをしたいのだろうか、って思ったときに、

お金は、きっと今までより額はずいぶん減るけど仕送り分を別に稼げばいいし、

お世話になった祖母には電話したり年に数回帰ったりしてフォローして、

できる範囲で、私が傷つかない範囲で実家と付き合えばいいんだとようやく気付いた。

 

家族のことを本当に嫌いになりたくないから離れるというのもありなんだということを。

 

問題のない家庭なんてないと思うし、欠点のない人間だっていないし、

至って普通の家庭だと私は思っている。

 

 

コロナ禍で過ごした夏

2020年の夏は狂ったように本ばかり読んでいた、読みたい蔵書が無い時は図書館をいくつかはしごした。kindleでもたくさん購入した。

例えば音楽みたいに、車内でつけたラジオで、とか、アプリのサジェスト機能をBGMにしていて、という気軽で新鮮な発見は、本探しには少しハードルが高い気がする。アンテナを張って探して失敗するケースを想像すると、ずぼらなわたしには、新規開拓が億劫なのです。読みはじめは退屈でも読了すると素晴らしい小説だった。という経験が往々にしてあるけど、そこに辿り着くまで、当たり外れがわからないことも、結構あるから。YAと呼ばれるジャンルを卒業し純文に手を伸ばした、小学校高学年のころから、わたしは愛読書がこの20年弱ほぼ全く変わってない。毎回毎回ばかのひとつ覚えみたいに同じ作家の上梓したものばかり読んで、新しい作家やジャンルにはなかなか食指が伸びなかった。真の読書家はその失敗(と表現していいのかは置いといて)も楽しめるのかもしれないね。

今年は行きたい場所も行けないし会いたい人にも殆ど会えない。独身かつリモートワークで余裕ができた私には時間だけがたっぷりあった。

高校時代の恩師が、新書を読みなさいと口を酸っぱくして言っていたことをふと思い出した。とっつきにくい分野でも、新書サイズだと初心者にもわかりやすく簡潔に要約されているから知見を広げなさいと。政治や金融、心理やエンタメなどの各分野から1冊ずつ手に取ってみた。そこから派生して数年前に流行った倫理学の専門書を読んだ。ビジネス書も自己啓発本も読んだ。医学書精神科医の手記を読んだ。芸能人の旅行記エッセイを読んだ。文芸誌を読みあさって、好みの文章を新たに見つけて、その作家のハードカバーを読んだ。賞をとった流行りのエンタメ小説を読んだ。絶版となった作家の全集を閉架からひっぱってもらって読んだ。

そうすると新たに自分の好きな方向が見えて来た。頭を鍛えられてアウトプットが必要な専門書や自己啓発系は、怠惰な私は継続しては読まないと思うけど、少しの知識が身についた。新書を読むことは仮習慣化してみようと思った(自分のためになのか、大好きだった先生との思い出のためになのか、びみょう。)15年ほど更新されてないなかった、好きな小説家一覧に、このひと夏で何人も加わった。自分の中で閉じた趣味の枠組みにいた読書が花開いた感じ。まだこんなに扉があったんだ。開けてなかっただけだったんだ。みたいな。

大変な状況下だけど、私が無知だっただけで、少しの面倒を面倒と切り捨てないだけで、世界にはこんな面白いことが広がってたんだ。ということに静かに気づいた。言葉にすると大仰に響いてしまうね。亡くなった祖母も、尊敬していた前職の上司も、困ったら本が助けてくれるからと言っていた意味がわかった気がした。

山田詠美 賢者の愛

以下敬称略。そしてネタバレ。

 

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山田詠美の作品が好き。

多分、出版されているすべての小説(エッセイ以外)を一読している。

 

同様に出るたびチェックしているのは、

よしもとばなな江國香織島本理生

 

つまみ食い程度だけど結構読んでるのは

村上春樹、小川糸、瀬尾まいこ伊坂幸太郎嶽本野ばら、らへんかなあ。

 

皆さんデビュー当時の作風が好きなのですが、

山田詠美は唯一、新刊が出るたびに違った表情が見える気がして、

最近の作風の方が私は好みです。

 

デビュー初期の、山田詠美アイデンティティといってもいいと思う、

ブラックアメリカンの男性と日本人女性の恋愛はあまりはまらなかった。

さわやか路線な青春小説も、好きだけど。(僕は勉強が~とか、ペイデイ、放課後の音符あたり)

 

私は山田詠美の描く女同士の粘りっこい友情がとても好き。

 

初期の「蝶々の纏足・風葬の教室」がいちばん好きだったんですよね。

あれは幼少期~高校時代を切り取ったものでしたが、

今回の賢者の愛も、こちらを彷彿とさせる。

えり子が自身の唾と混ぜ込んだバニラアイスを食べさせるシーン、

今回も同様の歪んだ愛情を感じました。

 

主人公マユの初恋の男性を奪った親友ユリ。

ユリはマユに焦がれ、マユの所有物はすべて欲しがり、自分のものにしていく。

ユリに子供が生まれ、マユは「痴人の愛」にちなんでナオミと名付ける。

マユはユリの息子を調教することで、復讐をしていく物語。

 

苦しいのは、ナオミとマユが本当に愛し合ってしまうこと。

マユは△かな。ナオミの向こうに、りょう兄さま(初恋のひと)の影を見ているような気もする。

ナオミは心底マユを愛している。

 

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ドラマも見ちゃった。

細かいけどユリのことはユリ!って呼び捨てにしてほしかった。

 

圧巻は、ユリが処女をもらってくださいと、りょう兄さまを誘惑するシーン。

しっとりした浴衣姿で、あんな美女に拝み倒されて、押し倒さない男性はいないだろう。

 

ドラマ版では、ユリが強引に正吾(マユの父親)に迫り、

正吾は拒否したけどユリが無理やり、というような雰囲気だった。

(正吾の本心はともかく、一応は拒否していた)

たまたま、あるいはユリの計算上、ユリが強引に迫ったところをマユが見てしまった、という感じ。

 

小説版ではもっと、相思相愛じゃないけど、もっと正吾がユリ側にいる感じ。

正吾が椅子に座り膝にユリを乗せていた、というような描写が原作にはあるので、

正吾も憎からず思いそして…というマユにとってはより絶望的な形です。

 

ドラマ上は小児性愛の問題でああいった演出になったのかな。

いやどのみちアウトか。

それとも私の解釈違いかな。

 

ユリのちょうだい、ちょうだい、まゆちゃんちょうだい…という声が耳に残る。

ねめつけるような視線。ともすれば同性愛のような二人の友情。

マユも根底ではユリのことを思っているから別れられない。

好き、というよりも、親友、というよりも、もっと深い繋がり。

マユはユリ以上に恐ろしい女です。

 

あ、僕は勉強ができないの主人公が大人になった姿も出てくる。

ファンサービスありがたい。笑

 

オマージュ作品となった、痴人の愛も読む予定です。

山田詠美、以前の短編集で、村上龍へのオマージュ作品も出してるんですよね。

きちんと原作を踏襲していて、おもしろかった。

痴人の愛は未読なので何ともいえませんが、いっぱしの本の虫としては、

こういう取り組み大歓迎です。

 

 

 

 

自分の顔を好きになりたい

こんにちは。どんぐりです。

 

ここ1年ずっと、二重整形を受けるか悩んでいる。

 

さいころからずっとブスと言われて育った。

親戚や近所に同じ年ごろの女の子が多くて、

今写真を見ると、確かにダントツでブス。

系統の似ている顔なはずの姉や従妹たちと比べても、私がいちばんブス。

親戚が集まると、叔父からぶさいくと呼ばれるのがすごく嫌で、よく部屋にこもって泣いていた。

顔の作りの悪さに加え、両親と離れて暮らしていたこともあり、

髪型も変だし服装も古めかしく、手をかけられていないことが伝わる、

全体的に「かわいくない子供」だった。

クラスの他の子たちよりかわいくないことは自覚しつつも認めたくなくて、

笑うことが苦手で、常に無表情の写真ばかり残っている。

 

高校入学前にアイプチを猛練習した。

鏡に映る顔は少しだけましになっていた。(気がする)

他校の男の子に連絡先を聞かれたり(たった一人だけど!嬉しかったのでよく覚えている)、

初めての彼氏ができたりして、喜んでいた。

でも常に汗や水におびえて、しょっちゅう瞼に触って、二重が崩れていないか心配していた。

 

初めての埋没手術を受けたのは、大学に入学してすぐだった。衝動的だった。

当時、片思いしている先輩がいて、結局実らなかったんだけど、そのことを男友達によく相談していた。

飲み会の場で、今日も先輩から返信こないとか、愚痴った記憶がある。

「お前はブスだから、適当に遊ぶ分にはいいけど、彼女にしたくないんだろうね。」

と返されて、血の気がひいた。

多分彼は半分冗談で言ったのかもしれない。よくいじられていたし、

普通にふたりで遊びにいく仲だったし、笑って流してほしかったのかもしれない。

でももともと容姿にコンプレックスが強く、先輩への恋も不毛なことばかり続く日々の渦中にいた私には、言葉が鋭すぎた。

その飲み会の翌日にはクリニックのカウンセリングをいれ、最短でとれる手術の日を予約していた。

 

衝動的すぎたし、若くてお金もなく、馬鹿だったので、

口コミを読んだりカウンセリングを比較したりすることもなく、最安値のクリニックだった。

手術への怖さや周囲へバレる不安などよりも、あの一言がショックで辛すぎて、それを打ち消したくて、何とかしなければ、という思いしかなかった。

 

知識もなく浅はかで、よく冷やすこともせず、腫れは長引いた。

数か月間は違和感のある顔だった。当時の写真は恐ろしくて見返すことができない。

そんなに変な顔なのに私は満足していた。二重だから、ブスじゃないと思い込んでいた。

ダウンタイムがとれず、術後2,3日でアルバイトや授業に出た。

友人たちからつっこまれたが、アイプチで二重になったという苦しい言い訳で通していた。

 

 

(ちなみに恋していた先輩は、驚いた顔で二重にしたんだ、と呟き、前もかわいかったけど、

 そういうのも似合うね。と言ってそれ以上何も聞かなかった。

 これまた私にとって100点満点の答えで、そんな誰にでも優しいところが当時は好きだった。)

 

手術から4年後くらいに、糸がきれたのか、二重がずいぶん薄くなった。

見ようによっては一重?奥二重?というレベルで。

アイメイク薄くしたんだね、と1.2人に言われたけど、そこまではつっこまれなかった。

でも私はこれくらいの二重がいちばん好きだった。濃いパーツは私の顔には合わないことを知った。

 

そして昨年。完全に一重になった。

「一重っぽい」ことと、「完全な一重」は目の開き方が全く違う。

かろうじてあった目力が全くなく、黒目に光が差さないので漫画のような糸目になる。

また鏡をみて落ち込む日々が再スタートした。

もうアイプチはしたくない。

アトピー持ちで、瞼がかゆいし、アイプチだと他人にばれる方が嫌だ。

それなら一重の顔でいる方がまだいい。

若いときは気にしていなかったそのようなことが今は気になる。

 

昔の自分と違うことは、

化粧した自分の顔はまあまあ好きになれた。

大好きとまではいかないけど、以前みたいに嫌悪感を抱くことは少ない。

化粧技術があがったのかもしれないし、単純に年数を経て見慣れたこともあるかもしれない。

 

でも、すっぴんを見たときの絶望感。

 

一重でもかわいい友人を私は結構たくさん知っている。

巷でいわれる、一重=ブスでは絶対にないと思う。

ただ、私の目は確実に、不細工なパーツであり、受け入れることができない。

 

この1年間、なんとかして自分の顔を好きになりたいと試行錯誤していた。

自己肯定感の高いyoutuberの動画を見て、おかげですっかりそわちゃんのファンになった。

毎日すっぴんの写真を撮って、無理やり目に焼き付けて、見慣れることで絶望感を打ち消せないかと思ってやってみた。

これはちょっと病的になり、いろんな角度で動画や自撮りを撮影するようになった。

まつげパーマを当ててみた。アップになるとかわいいかも、とほんの少しだけ思えるようになった。

「笑った顔が好き」「たれ目な目じりが好き」と言ってくれた歴代の彼氏たちの思い出を反芻した。

目ばかり見なくても、髪や肌に手をかけて、雰囲気だけでもきれいになれないかと努力した。

 

一方で、ズーム飲みが増えて、お風呂上りのすっぴんでも美しい友人たちとどうしても比べてしまう。

 

 

電波が弱いからと理由をつけてビデオをオフにしてしまう。

 

以前は、二重整形を受けることに迷いがなかった。

ただ、今は、リスクと天秤にかけて、すぐに1歩が踏み出せずにいる。

悶々と症例の写真を眺めては、フチの太目のめがねをかけて外出している。

 

埋没整形における「リスク」って、手術の失敗や周囲バレはもちろんだけど、

いちばん大きいのは「とれる不安」や「とれた後の感情」じゃなかろうか?

かといって切開でメスを入れる勇気はない。

 

また埋没整形をして、とれてしまったらどうしよう。

またこんな思いを味わいたくない。だったら、今の顔を受け入れられないだろうか。

と自分なりに努力しつづけて1年が経過した。

未だにお化粧を落とした自分の顔を直視できない。

 

自分の顔が好きだと胸をはって言える日はくるだろうか。

サンタナロペスへ

前回グリー愛についてのブログを書いた。

 

その矢先に。

 

www.youtube.com

 

この悲しい痛ましいニュース。

 

glee出演陣のナヤへのメッセージを、通勤電車の中で泣きながら読んだ。

 

●Chris colfer

www.instagram.com

 

How can you convey all your love and respect for someone in one post? How can you summarize a decade of friendship and laughter with words alone? If you were friends with Naya Rivera, you simply can’t. Her brilliance and humor were unmatched. Her beauty and talent were otherworldly. She spoke truth to power with poise and fearlessness. She could turn a bad day into a great day with a single remark. She inspired and uplifted people without even trying. Being close to her was both a badge of honor and a suit of armor. Naya was truly one of a kind, and she always will be.
💔
Sending all my love to her wonderful family and her beautiful son.

「どうやったら、あなたへの気持ちと尊敬の念をたった一つのポストで伝えられるかな。

どうやったら、長年の友情と言葉や笑顔の日々をまとめられるのかな。

もし、君がナヤの友達だったら、それはできないよ。彼女の輝きとユーモアは、表現できないんだ。彼女の美しさと才能は、この世のものじゃないみたいだった。

彼女は真実を話すことを恐れず、堂々としていた。彼女はだれかにとっての嫌な日を、一瞬で素敵な日に変えることができた。

彼女は、周囲の人を刺激したり鼓舞したりすることを、自然にできる人だった。

ナヤと仲良くなることは、僕の誇りでもあったし、守ってくれているように感じることもあった。ナヤはいつだって、本当に優しい人だった。

愛をこめて。彼女の家族と、彼女の大切な息子へ。

-クリスコルファー(カート役)」

 

 

和訳は意訳ですので、あまりにも間違えてたら教えてください。

 

gleeの中の私にとってのディーバはずっとサンタナロペスだった。

IF I die young はしばらく聞くことができない。